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ソフトバンク周辺の話題の数々
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「何でできないのかなぁ」

 ソフトバンク・秋山新監督(46)の歯がゆそうなボヤキが聞こえてきそうだ。

 宮崎で秋季キャンプを実施中のソフトバンク。この秋は「体力強化」をテーマに連日、体をイジメ抜いて苦悶(くもん)の表情を浮かべる選手やリタイアする選手が続出する中、ひとり涼しい顔なのが秋山監督だ。

 身ぶり手ぶりで選手を実践指導している“青年監督”は、選手に交じって練習にも参加。ブルペンでピッチング指導を行った時は立ち投げで130キロオーバーの速球を披露して度肝を抜くと、1日に行われた「遠投コンテスト」では97メートルを記録。引退して6年が経つ秋山監督の記録を超えられない選手が続出したのだから、驚異的な身体能力だ。

 若手の高谷らが1時間半の特打を終えてその場にへたり込むのを見て、「オレは西武時代に試合前の練習でやってたよ」と事もなげに語った秋山監督。

「松田が守備練習で足を痛めてリタイアした時も、“休んだ分は宿舎でウエートトレでもやってるんだろ”と言い放って周囲をア然とさせました」(マスコミ関係者)

「実際にやってみて“背中”で見せる指導法は選手にとって最高のお手本ですが……」と前置きしてこう言うのは評論家の山崎裕之氏。

「秋山がいくら“背中”で教えてみても、体力、技術、経験のすべての面で秋山より劣る若手がついていけないのでは指導の意味がない。“オレはできた”と自分を物差しにしてしまうと要求するハードルが高くなり、結果的に“名選手名監督ならず”にならないか心配です」

 ソフトバンクは前任の王監督もダイエー(当時)の監督に就任時、自らと比較して選手の技術や意識のレベルの低さを嘆いたもの。王監督はベンチで「何でできないんだ!」ともどかしさを爆発させ、それが選手との間に溝を生んで就任から3年連続Bクラスと苦しんだ。

 今シーズンはチーム総得点がリーグ5位(556点)だったソフトバンク。小久保、松中ら主砲もピークを過ぎて、来季も貧打に泣く可能性は高い。

 その時に、「代打、オレ」ではシャレにならない。
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こう漏らすのは、あるホークスOBだ。

 ソフトバンクは王監督が体調不安を理由に退任を発表。後任には、古田前ヤクルト監督や元メジャー監督など、あれこれ候補者が取り沙汰されてきたが、どうやら秋山チーフコーチの昇格で決まりのようだ。

 秋山コーチは07年、二軍監督から総合コーチとして一軍に上がり、王監督のもとで薫陶を受けてきた。これは「ポスト王」をにらんでの人事ともっぱらだったが、今回、「秋山新監督」ですんなり話がまとまらなかった裏には、「王監督が秋山の指導力に疑問を持っている」(球界関係者)からだとの声がある。

「だからだよ」と、前出のOBが話を続ける。

「まず、刷新されるコーチ人事で秋山色は出せない。秋山が頼りにしている高山(投手コーチ)は残すだろうが、彼には投手部門を預かるだけの力はまだない。フロントは、巨人時代に王監督のもとでプレーし、WBCでは投手コーチを務めた鹿取(義隆)あたりをヘッド兼務で呼ぶんじゃないか。他のコーチもフロント主導で決められるはずだが、一人ぐらいは王イズムの理解者をチームに残さなければならない。となれば、王さんが胃の手術で戦列を離れた際、監督代行で株を上げた森脇(内野守備走塁コーチ)が適任。秋山監督は森脇の助言に耳を傾けながら采配を振るうことになる」

 王監督は手術の後、森脇監督代行が見せた采配をたびたび絶賛した。今季も選手起用等で、秋山コーチより森脇コーチに意見を求めてきた。シーズン中に負けが込めば、王GMは森脇コーチを通して采配や選手起用に口を挟むことも予想される。

 今年5月、オリックスのコリンズ監督は「熱意がなくなった」と言ってチームを投げ出したが、来季は秋山新監督がこれに続くかもしれない。
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