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ソフトバンク周辺の話題の数々
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携帯電話業界で、ちょっとした異変が起きている。

「眠れる巨人」の感がすっかり定着していたNTTドコモが先月(2009年7月)の月間の純増数で、実に3年ぶりにトップの座を奪還する快挙を成し遂げたのだ。

 ドコモと対照的なのが、KDDIの携帯部門auである。3年前にドコモをトップの座から引きずりおろした往時の勢いをすっかり失い、過去13ヵ月の間になんと11回も最下位の座に甘んじた。

 ドコモは冷静で好調の理由を取材しても、「夏モデルの新商品やデータ通信の専用端末が好調だ」(広報部)と語るだけである。しかし、この説明は公式コメントに過ぎず、本当の成功の秘密を明かしていない。

 実は、両社が明暗を分けた背景には、なかなか興味深い要因がある。あえて、ひと言で説明するのならば、それは「卸売りの活用」だ。

 そもそも論で言えば、この卸売りの導入は、総務省の肝肝煎りで始まったものだ。不本意ながら、その活用に踏み切ったドコモは、結果的に大成功を収めた。一方、最後まで拒否姿勢を貫き、卸売りの導入を見送ってきたauは、案に反して凋落したのである。

ドコモが3年ぶりに月間純増数で首位
auとの明暗を分けたMVNOとは
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2008年のキャリア総合ランキングではNTTドコモの端末が6モデル、auの端末が3モデル、ソフトバンクモバイルの端末が1モデル、ランクインした。

 見事1位を獲得したのは、2008年6月に発売したドコモの「P906i」だ。同モデルは発売後たった1日の集計でドコモのランキングでトップを飾るという、センセーショナルなデビューを飾った。

 P906iは、キャリア総合ランキングでも、ソフトバンクの「iPhone 3G」にトップの座を奪われることもあったが、ドコモの冬モデルが上位を独占した11月中旬ごろまで、“最も売れているケータイ”として首位を獲得し続けた。発売当初の量販店での価格は、ベーシックコースの新規契約で4万2000円だった。

 P906iは“VIERAケータイ”として高性能なAV機能がウリの1つだったが、2位を獲得したauの「Woooケータイ W53H」も映像の表現力を訴求したモデルだった。同モデルは、日立製作所の携帯として初めて“Wooo”の名を冠したワンセグケータイで、ワイドQVGAの2.8インチ有機ELディスプレイを搭載。1月から7月中旬頃まで、auのトップ10の上位には常にW53Hの名があった。

 そして3位の「P905i」は、P906iの先代モデルであり、パナソニック モバイルコミュニケーションズが初めて世に出した“VIERAケータイ”だ。ディスプレイが横に開く「Wオープンスタイル」を採用したのも、同社の端末としてはこのモデルが初めてだった。

 さらに5位には「AQUOSケータイ W61SH」がランクインし、4位の「W61CA」を除き、テレビブランドの名を冠したモデルが上位を占めた。

 2008年は北京オリンピックが開催されたが、オリンピックの年はテレビの買い換え需要が拡大する傾向にある。携帯の販売においても、そうした“特需”があったのかもしれない――そう思ったのだが、「オリンピックのためにワンセグ対応端末に機種変更した人は1%」という調査結果がでており、あまり関係性はなさそうだ。やはり、ワンセグだけでなく、テレビブランドケータイが誇る多機能・高性能さがユーザーの心をつかんだのだろう。

 7位には「SH906i」、8位には「SH905i」とシャープ製のハイスペックモデルがランクイン。9位は“PANTONEケータイ”「812SH」が獲得した。年間を通して安定した販売を見せる「らくらくホン」シリーズからは「らくらくホンIV」が10位に入った。
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