ソフトバンクの携帯電話のＣＭで人気の北海道犬のカイくん（４）がＣＤデビューすることになった。人間１人、犬５匹のグループ「カイくんとわんダース」を結成し、来月１９日に「白い恋物語」を発売。「内山田洋とクールファイブ」をほうふつさせるムード歌謡で、紅白歌合戦出場を狙っている！？

　大人気のカイくんが音楽業界に殴り込みだ。

　コーラス隊は実妹のネネちゃん（１）をはじめ、ハクくん、小鉄ちゃん、チャチャちゃんと、いずれも生後半年に満たないカイくんの可愛い親せきで構成。そこにＤＶＤ「カイくん日和」で共演した俳優の川野太郎（４８）扮する王教授をボーカリストに迎え、グループを組んだ。

　楽曲はカイくんの出身地、北海道が舞台。雪化粧の街並みに感傷に浸りながら、逢（あ）いたい　逢いたい　もう一度…と、愛する人（犬？）に思いをはせる純愛ソング。王（ワン）教授の甘い歌声をカイくんらが「ワンワンワンワ〜ン」と絶妙なコーラスで引き立てる。内山田洋とクールファイブの「長崎は今日も雨だった」をほうふつさせるムード歌謡。ＣＤの発売を前に、１０日のカイくんの誕生日に携帯電話の着うたで先行配信される。

　ソフトバンクのＣＭではカイくんの声を俳優の北大路欣也（６５）が担当。「カイくん日和」はカイくんの演技力を生かす内容となっており、鳴き声はほとんど収録されていなかった。そのため「本物の声を聞いてみたい」との要望が、ＤＶＤの発売元となったレコード会社のビクターに寄せられていた。

　カイくんは、トレーナーを通じて「演歌、歌謡曲に新たな風を巻き起こしているジェロさんや鼠先輩さんに追いつけ、追い越せの気持ちで精進したい。夢は大きく紅白出場です」とコメントを寄せた。