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RBC Capital MarketsのアナリストであるMike Abramsky氏は、Appleが2009年夏に、人気を集める「iPhone」のエントリーレベル市場への進出を果たすことになると予測するリポートを発表した。

 米国時間2月10日に発表されたAbramsky氏の調査リポートによれば、Appleは6月または7月の時点で、99ドルのiPhoneと、性能を向上させた新モデルのiPhone 3Gを発売する予定であるという。

 Abramsky氏はリポートで次のように述べている。

 調査を通じて、エントリーレベルのiPhoneが、現行の通信キャリアから、データプランとセットで、6月もしくは7月にリリースされる予定であることが明らかになったほか、その価格帯や安価な販売奨励金(インセンティブ)などの詳細情報が判明した。また、性能、機能、フォームファクタ面での向上が図られた、iPhone 3Gの新モデルのリリースも予想される。

 エントリーレベルのiPhoneは、AppleのiPhone販売台数を、全体的に25%〜69%アップさせるものとなり、スマートフォン市場におけるAppleのシェアを、現在の約12%よりも拡大し、14%〜19%まで大幅に伸ばすものになると、同リポートは伝えている。

 とはいえ、これには、Appleが払わねばならない代償もある。

 Appleは、iPhoneおよびiPod事業が、同社の経営状態を圧迫するものとなっていることに気づくはずだ。たとえば、Appleは、1台のiPhone 3Gを売り上げた粗利益が、99ドルのiPhoneを3台販売した粗利益と同じになる算段で、事業を進めねばならないはずだと、Abramsky氏は発表リポートに記している。また、(99ドルの)iPhoneにも同様の音楽再生機能が搭載されるだろうことを考えると、Appleはメディアプレイヤー市場での勢いを維持するために、iPodの販売価格の値下げを強いられる状況を、自ら作り出すことにもなりかねない。

 潜在的に利益圧迫につながりかねない、この状況に対処するため、Appleは現在のiPhone販売キャリア以外にも、販売チャンネルを拡大して、上手く乗り越えていく可能性も十分にあると、Abramsky氏は分析している。

 今回のAbramsky氏のリポートからすれば、Appleの投資家は、慎重でなければならない。

 Appleの株価は、2009会計年度第1四半期の記録的な決算発表以来、16%の上昇を記録してきた。おそらく同社の株価は、iPhoneの最新モデル発表までに、さらなる上昇傾向をたどる可能性が高いものの、Abramsky氏は、いまだAppleが流砂のごとく世界を襲う景気後退の波に面して、主として高級志向なハードウェアメーカーであることへの懸念を、引き続き表明している。

 エントリーレベルのiPhoneについては、すでにこれまでも、「iPhone nano」から、Wal-Martで99ドルにて販売されるiPhoneに至るまで、数々のうわさが飛び交ってきた。
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