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英国の広告監視団体である広告基準協議会(Advertising Standards Authority:ASA)は、「インターネットのすべて」にアクセスできるとうたう「iPhone」のテレビCMについて、放送を禁止する決定を下した。

 問題のテレビCMでは、iPhoneで休暇に関連するウェブページを見ている人物が登場し、次のようなナレーションが流れる。「インターネットのどの部分が必要になるかなんて、事前にはわかりません。あなたが必要としているのは『日焼け止めクリームは必要か?』という部分でしょうか?『いちばん速い空港への行き方は?』でしょうか?『オーシャンビューの部屋に泊りたいか?』ということだってあるでしょう。あるいは『自分は本当にこんな休暇を過ごすお金の余裕があるか?』かもしれません。iPhoneにインターネットのすべてが搭載されているのは、それが理由なのです」

 この広告に対して、このCMは誤解を招くとして、ASAに2件の苦情が申告された。苦情の内容は、iPhoneではFlashおよびJavaをサポートしていないため、すべてのウェブサイトが完全な形で見られるわけではないというものだった。

 しかし、この広告に対するAppleの見解は異なっている。「インターネットのすべて」といううたい文句は、iPhoneが、携帯電話向けのインターネット仕様Wireless Application Protocol(WAP)を採用したページや携帯電話事業者が提供する「囲い込み」型のコンテンツではなく、パソコン向けのインターネットに「フル」アクセスできることを意味するものだと、同社は反論している。

 ASAの決定通知書には次のようにある。「同広告は技術的な詳細やiPhoneで利用できる機能、およびプラグインを説明するものではなく、ユーザーが訪問し利用できる多様なウェブサイトを示すものだというのが(Apple側の)見解だ。問題の広告に登場するウェブサイトはすべてiPhoneで利用可能で、ユーザーの使用時と同様に表示されているとAppleは主張している。また、CMに登場するコンテンツはどれもFlashやJavaを使っておらず、CMではiPhoneの他の技術的な性能についてもいっさい言及していないとAppleは述べている」

 しかしASAは、ナレーションで「インターネットのどの部分が必要になるかなんて、事前にはわかりません」と述べた上で「iPhoneにインターネットのすべてが搭載されている」と主張し、しかも利用できない機能についての言及がないとなれば、ユーザーはiPhoneですべてのサイトが閲覧可能で、さらにはパソコンで見るときと同じように表示可能だと考えてしまうと述べ、消費者からの苦情を支持する見解を示した。

 ASAは決定通知書の中で以下のように記している。「われわれは、問題の広告がiPhoneのインターネット機能について誤った印象を与えるものだとの結論に達した」。その結果、Appleは今後、現在のバージョンのCMは放送できなくなった。

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