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 病院内で携帯電話を使ってはいけないのは、若手ビジネスパーソンのみならず、人としての常識。でもPHSだと病院でも使えるのは何故? 改めて、携帯電話とPHSの違いを確認しよう。

携帯電話とPHSの誕生秘話
 携帯電話とPHSは、それぞれ1995年にエリア限定サービスを開始したが、まず誕生過程に違いがある。まず携帯電話は、自動車電話が外へ持ち運べるようになったもの。現在のコンパクトな姿からは想像がつかないが、当初は肩から提げて持ち歩いていたという。

 また当時携帯電話といえばまだ高価なもので、利用料はなんと月10万円前後だったとか。一方PHSは、家庭用のコードレス機が屋外でも使用できるようになったもの。携帯電話に比べて利用料が安く、女子高生などに幅広く普及し、1997年には加入者数がピークに。その数およそ706万人で、移動体通信全体の21%、つまり5人に1人がPHSを持っていたことになる。しかし、携帯電話の料金が下がったことなどから、徐々に加入者数が減少。かつてNTTパーソナル(現・NTTドコモ)やアステル、DDIポケット(現・ウィルコム)の3社がシェアしていたが、現在はウィルコムのみとなった。

携帯とPHS、大きな違いは電磁波の強さ
 続いて、携帯電話とウィルコムのPHS(以下、PHS)には、ネットワークの構築に違いがある。まず携帯電話の場合、「マクロセル方式」といって、数百メートル〜数キロメートルの幅広いエリアをひとつの基地局がカバー。そのためひとつの基地局に利用者が集中すると、電話がつながりにくくなったり、メールやネットの通信速度が落ちたりする。また、基地局から利用者までの距離が離れているため強い電磁波を発しており、これが心臓ペースメーカーなどに悪影響を及ぼすと言われている。

 PHSは、数十メートル〜数百メートルごと(全国16万箇所)に基地局を置く「マイクロセル方式」。携帯電話とは反対に、基地局から利用者までの距離が近いため電磁波が弱い。PHSが病院でも使えるのは、低電磁波により人体や医療機器などへの影響が少ないためである。ここに着目し、現在、全国で約4,000もの医療機関が、館内での医師への連絡ツールとしてPHSを取り入れているそうだ。

彼氏と彼女のホットライン

 「病院によっては、患者さんへの貸し出しを行っているところもあります」とウィルコム広報担当の岩崎匠史さん。ただしPHSは携帯電話と見た目が変わらないため、他の患者さんから誤解を招きかねない。入院中に恋人の声が聞きたいからといって、院内のどこでも電話をしていいというわけではないのでご注意を。また、「月2,900円の定額プランを儲け、ウィルコム同士なら24時間通話無料、他社へのメールも無料なので、ホットラインとして使用する遠距離恋愛中の若いカップルも多いですよ」(同)とのこと。携帯電話とPHSをうまく使い分けて、快適なデジタルライフを!
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